【小ネタ】理髪店を床屋という理由

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私が子供の頃は「床屋さんに髪切りに行ってくる!」なんて言ってましたが、
最近はなんて呼んでるんでしょうか。

さて、その「床屋」ですが、なぜ理髪店のことを「床屋」なんて呼ぶのでしょう。
別に「床」を売っているお店じゃないのに…。

床屋の起源は江戸時代にさかのぼります。
この頃、理髪店は「髪結い」と呼ばれ、屋台のような移動式の簡易な店構えだったそうです。
このような簡易式の店舗は「床店(とこみせ)」と呼ばれており、
「髪結い」の「床店」なので「髪結床」、
それがのちに床屋と呼ばれるようになったそうです。
もちろん、当時「床店」は髪結いだけではなく、いろんなお店があったのですが、
理髪店だけがその当時の名を残しているんですね。

余談ですが、「床屋」という言葉は差別表現にあたるとして、放送禁止用語の一つとなっているそうです。
そのためマスコミ関係では「理髪店」などと呼ばれることがほとんどで、
最近「床屋」という名前をあまり聞かなくなったのは、そのせいもあるのかもしれません。
また、最近では若い男性を中心に美容室で髪を切る男性が増えたこともあって、
「床屋」という名前は瀕死の状態にあると言えます。
でもやっぱり「男が髪を切るのは床屋だぜ!」って気がしてしまうのは
筆者が昭和男子だからでしょうか?

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