【小ネタ】漬物を「香の物」と呼ぶ理由
ごはんに漬け物、日本人の基本ともいえる食のスタイルですね。
さて、この漬け物のことを「香の物」と呼んだりしますよね。
ではなぜ「香の物」なんでしょうか。そういえば「お新香」にも「香」の字が入りますが???
「香の物」の呼び名のルーツは、さかのぼることなんと平安時代!
当時、貴族の間で流行っていた遊びの一つに、
さて、この漬け物のことを「香の物」と呼んだりしますよね。
ではなぜ「香の物」なんでしょうか。そういえば「お新香」にも「香」の字が入りますが???
「香の物」の呼び名のルーツは、さかのぼることなんと平安時代!
当時、貴族の間で流行っていた遊びの一つに、
お香を焚いてその香りの名前を当てるというものがありました。
(香木の香りをかいだという説もあります)
(香木の香りをかいだという説もあります)
いやはや、なんともセレブな香りがいたします。
この「香り遊び」、続けていると当然鼻が麻痺してきます。
この「香り遊び」、続けていると当然鼻が麻痺してきます。
そこで休憩に香りの強い漬け物を食べ、一旦鼻をリセットさせていたんだとか。
つまり、香り遊びの時に食べるものなので、漬け物が「香の物」と呼ばれるようになったんです。
ちなみに「お新香」は新しい(浅漬けの)香の物なので、お新香というんだそうですよ。
また、漬け物のことを「おこうこ」と呼ぶ地域がありますが、
つまり、香り遊びの時に食べるものなので、漬け物が「香の物」と呼ばれるようになったんです。
ちなみに「お新香」は新しい(浅漬けの)香の物なので、お新香というんだそうですよ。
また、漬け物のことを「おこうこ」と呼ぶ地域がありますが、
これも「香の物」から派生した呼び名と考えられます。
漬け物は、それこそ日常の食生活に根ざした食べ物なので、
地域や時代によって様々な呼び名があり、
「おこうこ」といえば大根の漬け物である「たくあん漬け」を指すという地域もありますし、
「おしんこ」は白菜の漬け物のことだなんていう地域もあるみたいです。
「おこうこ」といえば大根の漬け物である「たくあん漬け」を指すという地域もありますし、
「おしんこ」は白菜の漬け物のことだなんていう地域もあるみたいです。
一説によれば縄文時代から食べられているという「漬け物」。
なかなか奥が深いです。
なかなか奥が深いです。

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