【小ネタ】なぜ松竹梅になったか?

  • twitter.png
お寿司屋さんなどで注文する時、松・竹・梅の3つのランクから選んだりしますよね。
一般的には、松が一番高くて次が竹、梅が一番安いことが多いみたいですが、
お店によっては逆に梅が一番高いこともあるんですよ。そんなお店に入ったこと、ありませんか?

さて、「松竹梅」の由来は、中国の「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」であると言われています。
歳寒三友とは、文人画で好まれた松・竹・梅の三つの画題のことです。
これが日本に伝わり、慶事に用いられる題材となったのです。

ところで、この松と竹と梅には、本来は上下関係はないって知ってましたか?
たしかに、三つのおめでたいものを表しているのですから、上下関係があるのも変な話ってものです。

そもそもお寿司屋さんなどで松竹梅が使われるようになったのは、
それまで「特上・上・並」とされていた値段の設定を、お客さんがどれを注文しても
注文しやすいようにと「松・竹・梅」に置き換えたのがはじまりだとか。

そのときに「松竹梅」と日本で呼んでいたために、必然的に松が一番上になってしまったんですね。
でもこれじゃせっかく言い換えたのに、梅はなんとなく注文しにくいですよね。
そこであえて梅を一番高い設定にしているお店もあるんですね。
なかなか“粋”なはからいじゃありませんか?

関連する記事:4件



トラックバック(0)

トラックバックURL: http://tuitui.jp/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/636