【今更聞けないシリーズ】計画停電で東京23区(一部除く)が停電しない理由

  • twitter.png
3月11日の大地震の影響により、3日後の3月14日から実施されていた計画停電。
4月に「今後、原則実施しない」と発表した東京電力ですが、
夏の消費電力の増え方によっては再び実施される可能性もないとは言えないとのこと。

 
【計画停電が始まった理由】
そもそもこの計画停電、3月の平日における平均的な電力需要のピークが4,700万キロワット
であるのに対して、地震であちこちの発電設備等が被害を受けたため、
震災直後の供給力が3,100万キロワットにまで落ち込んでしまったことから実施されたもの。
もちろんこれは自然災害であり国家の危機。
この危機を乗り越えるためには計画停電もやむを得ないと国民みんなが思ったものです。
 
 
【東京23区(一部除く)が外された理由】
 ところが、東京電力の管轄エリアのうち、東京23区(一部除く)だけが計画停電の対象エリアから
外されたことに対して、賛否両論の声が噴出。
たしかに、みんなで負担を背負い合って頑張っていこうという盛り上がりに水を差すような
感じもしないでもないのですが、これにはそれなりに理由もあったようです。
 
東京電力のホームページに以下のようなコメントが掲載されていました。

(以下東京電力ホームページより転載)
23区は人口が密集しており、鉄道の運休や信号機の消灯などがあると極めて甚大な
社会的影響があること、加えて本社機能を有している会社が多く重要な機能も集中しております。
このような状況において停電になった場合、今以上の首都圏の混乱を招く恐れがありますので、
引き続き検討を行っております。
また、東京23区の計画停電対象外の皆さまにおかれましても、より一層の節電へのご協力を
お願い申し上げます。(転載ここまで)
 
なるほど。たしかに首都圏が停電すればその混乱ぶりも容易に想像がつきます。
 
【まとめ】
現在のところは実施されていない計画停電。
いよいよ夏も後半ですが、私たち一人一人の節電努力で、計画停電など行わなくても済むように
乗り切りたいですね。
 
 
<<TuiTui編集部>>
 
 
 




トラックバック(1)

トラックバックURL: http://tuitui.jp/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/586

TWINBIRD 停電センサーLEDサーチライト ホワイト LS-8554W◆停... 続きを読む