これであなたも地震予報者? 地震雲まとめ

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3.11以来、TV、ラジオ、雑誌やインターネット等で騒がれた自然現象「地震雲」。
宮城県で起きた自然災害にも関わらず、千葉でも地震雲が見られたという話もあります。
 
そんな地震の予兆と言われる地震雲ですが、
一体どんなものがあるのでしょうか?
 
今回はさまざまな種類の地震雲についてご紹介します。
 
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~まずは地震雲について知ろう~
 
■地震雲とは
 
地震の前ぶれとして、異常な形をした雲が現れることがあります。
雲の形には様々な種類があり、普通の雲や飛行機雲は風に流されて移動するのに対して、
地震雲はほとんど移動せずに、同じ場所で長時間見られるのが特徴です。
発生期間は地震発生2週間前から直前。
 
電磁波が雲を発生させるメカニズムが証明されており、
地殻衝突により生じた電磁波が上空を通過し、異常な形の雲の発生に繋がるといわれています。
 
 
 
 
~さまざまな種類の地震雲~
 
■断層形地震雲
 
この雲が現れると 2~3日以内に地震が発生する事が多く、
しかも発生する地震の揺れが大きいといわれます。

空を分けたように、雲の部分と青空の部分が層のようにくっきりと分かれているのが特徴です。

不気味な雲なので比較的分かりやすいですが、
雨雲や雨上がりの雲と間違われやすい地震雲です。
 
参考:
日本気象連合会<JSWA>
地震雲掲示板
 
 
 
■帯状形地震雲
 
この地震雲が見られると地震の発生が近いとされ、
雲の幅が太く、色が濃いほど発生する地震の揺れが大きいと言われています。
長い帯のような形の雲で、もっとも目撃情報の多い地震雲です。

先のとがった剣先のような雲も見られます。
雲の色は白の他、まれに灰色、赤、黒などの色付きのものも目撃されます。
雲がうろこ状に乱れると、地震の揺れが弱いとも言われています。
 
参考:これも地震雲?また地震きますか?
 
 
 
■波紋形地震雲
 
 雲が長く、色が濃いほど大きな地震が起こる事が多いとされています。

水面にかかる波紋のような形状の雲で、
波紋の中心にあたる部分が地震の震源と言われています。
 
目撃例の1割強を占める地震雲です。
 
参考:地震雲の説明
 
 
 
■放射状形地震雲
 
震源方向から数本の雲が放射状に伸びる、
極まれにしか目撃されない珍しい形の地震雲です。

雲の出現から数日以内に地震が発生する事が多く、
長く太く色が濃いほど大きい揺れの地震が起こると言われています。
 
参考:大和魂のブログ
 
 
 
■肋骨状形地震雲
 
あばら骨のような形状で、年に数回程度しか目撃されない非常に珍しい地震雲です。
目撃したその日のうちに地震が発生する事が多いので注意が必要です。
水まき雲、うろこ雲などの雨の前ぶれとして発生する雲と間違えやすいです。
 
 
 
 
■弓状形地震雲
 
弓の形をした、年に数回程度しか目撃されない珍しい形の地震雲です。
中心点の延長線上が震源と言われています。

雲の大きさと地震の揺れの大きさが比例し、雲が長いほど早い時期に地震が発生します。
 
 
 
 
■たつ巻形地震雲
 
たつ巻状や垂直にたちのぼる煙のような形で、垂直であるほど震源地は近く、
150km以内である可能性が高いと言われています。
 
飛行機雲と見間違えやすいですが、
長時間雲が消えずに残っていると地震雲である可能性が高いです。
また風が吹いても形を変えず、その場にとどまる特徴があります。
 
目撃された場所の付近で地震が発生する事が多いと言われる地震雲です。
 
 
 
 
■稲穂形地震雲
 
稲穂のように先太りした形状で、
風の向きとは関係なく震源の方向に移動していくことがあります。

雲の出現から1~2日以内に地震が発生する事が多いと言われています。
 
 
 
 
■さや豆形地震雲
 
さや豆やいんげん豆のような細長い形の雲です。
地上2000~3000メートルという低いところに出現するため、
雨の前兆雲と間違えやすい地震雲です。

雲の出現から数日以内に、そして大きな雲ほど揺れの大きい地震が発生します。
 
参考:Blubit Blog
 
 
 
【まとめ】
3.11以降、未だにあちこちで余震が発生しています。
何も起こらないことが一番なのですが、未だ予断の許さない状況が続いています。
 
これから起こるかもしれない災害への準備にお役立て下さい。
 
 
 <<TuiTui編集部>>
 
 
 


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