【今更聞けないシリーズ】BPO(放送倫理・番組向上機構)って?

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テレビ放送で問題があると「BPO」っていう機関がどうだこうだして、
問題があったテレビ局に通知したっていうニュースを見たことありますよね。
まぁニュース内容からするに、テレビに関わる団体らしいぞということは分かるけれど、
改めて聞かれると「なんの団体だ?」という疑問ありませんか?
聞かれたときにスラスラ答えられたら、なんか格好良さそうなので調べてみました。
 
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【BPO(放送倫理・番組向上機構)とは?】
BPO(放送倫理・番組向上機構)は2003年、放送倫理、TV番組の質の向上を目標として、
NHKと民放連によって設置された第三者機関です。
運営に必要な経費は、NHKと民放連・民放連加盟各社が負担しています。

【どんな役割なの?】
BPOは、
●放送倫理検証委員会
●放送人権委員会
●放送と青少年に関する委員会
の3つの委員会で構成されています。

それら3つがそれぞれ独立し、放送倫理や人権の問題を検証し、
各放送局へ意見などを伝え、視聴者に公表します。
各委員会はもともとBPOではないそれぞれ別々の組織に属していましたが、
テレビへの批判やメディア規制の動きなどを受けて、
視聴者の意見や苦情の問い合わせ先を一本化するよう編成が変わったようです。

【結局、何をしているの?】
誤解されるかもしれませんが、
BPOは番組の監視や罰則を与える機関ではありません。
あくまでも、視聴者と放送局との仲介をする組織という位置づけです。

とはいえBPOの存在と効力は大きいようで、
2007年6月20日衆議院決算行政監視委員会で民放連会長は
「BPOの判断は裁判でいう、最高裁の判断みたいなもの。
BPOが判断を出したら忠実にそれに従う。という合意書に各放送局はサインをしている」
というような発言をしています。

皆が安心して、楽しく、そして正確な放送を見られるように、
BPOは放送倫理に則った番組作りの手伝いをしているのです。


【まとめ】
いかがでしたか?
私はあまり知りませんでしたが、
結構強い意見力を持っているんだなぁという意外な感じを受けました。
これでニュースで「BPO」という言葉が出てきたら、
だいぶ理解度が増すのではないでしょうか。
 
 
<<TuiTui編集部>>
 
  

 


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