【今更聞けないシリーズ】花火が夏の風物詩の理由

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先日は埼玉県・熊谷市で39.8度を記録するなど、
暑い夏は着実に近づいています。
そろそろ旅行やお出かけの計画を立て始める方も多いのではないでしょうか。
夏の人気スポットといえば、山や海、キャンプ場、
お祭り、花火大会、アミューズメントパーク等…。
 
いつもなら疑問に思わないのですが、ここでちょっと考えてみたいことがあります。
なぜ『花火大会』が夏の風物詩として定着しているのか。
改めて聞かれると説明に困りますよね。
 
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【 夏の風物詩である意外な理由とは?】
調べてみると、『花火を見たいが、冬の夜は外に出たくない』説や、
『夏の暑い夜だから、夜外に出て涼をとりたい』説など、様々な説がありました。
このように気候に関連する説がいくつか挙がった中で、
さらに調べていくと別な観点からの新たな説が!
 
『迎え火、送り火、灯篭・提灯、精霊流しの様に、
霊を供養するための花火』というものです。
確かに夏の花火の多くはお盆に近い時期に行われますし、
盆踊りといえば花火、という話もよくあります。
歴史をたどると、享保18年、暴れん坊将軍で知られる八代将軍吉宗の頃。
前の年に『享保の大飢饉』が起こり、
加えてコレラと見られる疫病が大流行したのでした。
 
そこで、死者の慰霊や鎮魂、悪霊退散を目的に、吉宗が水神祭を催しました。
その後、水神祭にちなんだ『両国川開き』が始まり、
その時に花火をあげるようになったそうです。
それ以来花火は、夏定番の風物詩に。
ちょっと変わった友人が学生の頃、『花火の音は人の魂の音みたい』
と言い出して軽く引いたことがあったのですが、
あながち間違ってなかったのかもしれません。
 
 
 
【まとめ】
世の中自粛ムードが続き、様々なイベントが中止になっているようですが、
逆に今回被害に遭われて亡くなられた方の鎮魂を祈り、
花火を打ち上げようという動きも出てきているようです。
いつものように夏の風物詩として花火を楽しむのも素敵なことですが、
今年はさらにほんの少し、故人を偲び、
震災の復興を祈る機会にしてみてはいかがでしょう。
 
 
<<TuiTui編集部>>
 
 
 


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