安い肉が高級肉に!? ステーキのおいしい焼き方テクニック

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ステーキを作って食べる際に、

なんか固いし、パサついてしまってイマイチだな。
ま、安い肉だから仕方ないか……。
あーあ、良い肉を食べてみたいなー

なんていう経験をしたことがある方はいないでしょうか?


果たして、それは本当に肉のせいだったのでしょうか?
もしかしたら、調理するあなたのウデのせいかも……。

たとえ安い肉でも、焼き方がよければもっとおいしく食べることができます。
今回伝授するワザを使って、いつもとは一味違うステーキを作ってみてください!

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■焼く前の準備

1.冷凍した肉の解凍法
場合によっては、肉を冷凍保存している場合がありますよね。
早く解凍しようとして、暖かい場所に置いたり、お湯につけたりしていませんか?
しかし、それは大きな間違い! 
急激に解凍すると肉汁が流れ出てしまい、肉の風味や旨味が失われてしまいます。
冷凍肉は、調理する前日に冷蔵庫へ移動させてゆっくり解凍しましょう。


2.肉を焼く前に室温に戻す
ステーキを焼いている際に、
表面は完全に焼けたのに、中に火が通っていなかった……、
という経験をされた方はいませんか?
この現象は、肉自体が冷えていたために、表面の温度しか上がらなかったときに起こります。
調理する30分前くらいに冷蔵庫に出して、室温に戻しておきましょう。


3.肉を叩く
お肉を包丁の"みね"(包丁の刃の反対側)で叩きます。
こうすることで、肉質の固い肉でも繊維がほぐされて食感がやわらかくなるのです。


4.塩・胡椒で味付けする
焼く直前になったら、塩・胡椒を片面に均一に振り掛けます。
冷蔵庫から肉を出してすぐに塩をかける方がいますが、
浸透圧の関係で肉汁が外に流れやすくなってしまうため、おすすめできません。

味付けするときは、ある程度の高さ(30cmくらい)から振るのがポイント。
こうすると、ちょうどよく全体にかかります。
 


■肉汁を閉じ込める、おいしい焼き方


1.フライパンでニンニクを炒める
スライスしたニンニクを熱したフライパンに入れ、キツネ色になるまで弱火で炒めます。
ニンニクがカリカリになったら、
炒めたニンニクを取り出し、残った油で肉を焼きます。


2.強火で片面を一気に焼く
フライパンを強火で熱し、煙が出始めるくらい熱くなったら、いよいよ肉を焼き始めます。
高温のフライパンで肉の表面を一気に焼いて、
肉汁を無駄に流出させないことが、おいしい焼き方のポイント。
 
焼き始めて約30秒経ったらフライパンを前後にさすり、肉の底に油を回しましょう。
これは、肉に均等に熱を加え、焼き色を揃えるためです。
表面がキッチリと焼けたら、弱火で焼いていきます。
こうすることで、肉の中心に火が通らないうちに表面が焦げてしまうのを防ぐことができます。


3.肉を裏返す
焼いているうちに肉の表面に肉汁が浮いてきたら、肉を裏返しましょう。
そのまま弱火~中火で焼きます。
裏返すのはこの1回のみ!

満遍なく焼こうと思って、何度も裏返すのは逆効果です。
肉の表面の肉汁が失われ、パサついた感じになってしまいます。
また、焼くときに押さえつけると、その力で肉汁が流れてしまうので、
これもやめておきましょう。


★ちょっとした裏ワザ
中には、コンロの火力が弱くて、イマイチうまく焼けない……
という方もいると思います。

そんな方は、焼く前の肉の両面に片栗粉をごく薄くまぶし、
その状態で肉を焼きましょう。
すると、片栗粉が糊化して肉の表面に幕が作られるため、
通常で焼くよりも肉汁の流出を防ぐことができます。
幕を作りたいからといって、片栗粉をかけすぎてはいけません。
あくまで、ごく薄くというのがポイントです。



【まとめ】
いかがでしたか。
今回ご紹介したワザを使えば安い肉であっても、
きっといつもとは違うおいしさに出会うことができるはずです。
低価格でおいしい料理を作ることこそ、自宅で料理を作る醍醐味。
ぜひお試しあれ!


<<TuiTui編集部>>
 
 




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