【小ネタ】本当は怖い「指切りげんまん」の意味

  • twitter.png
子供が約束するときに行う「指切りげんまん」という言葉ですが、
どういう意味かご存じですか?

これは昔の遊女が客に小指を切って渡していたことに由来しています。
遊女は嘘を交えて言葉巧みに客を誘惑するので、
いくら口で言っても信用されません。
そこで誠意を見せるために指を切り落としたのです。
「げんまん」とはげんこつ一万回のことをいっているので、
「約束を破ったら(嘘をついたら)一万回殴って針千本飲ませるからね!」
という意味になります。

指切りをしている子供はとてもかわいらしいものですが
本当の意味を知ってしまうとそうは見えなくなってしまいますね。


ちなみに、昔の遊女には指を切る以外にも、
誠意を伝える方法がいくつかありました。

神仏へ誓いを文章に記す、「○○様命」と客の名前を入れ墨にする、
髪を切って渡す、爪を剥いで渡すなど。
どれも過酷というか、渡された方もびっくりするようなものばかり。

しかし、実際に指を切ったり、爪を剥ぐということは少なかったそうです。
自分の指ではなく、蝋や米粉を細工した指を渡したり、
中には死体の指を買って渡したという話もあります。
爪は妹分の爪を伸ばさせ、長くなったところを切って
爪を剥いだように見せかけていたんだとか。
入れ墨は偽物の場合も多く、そのときは簡単に落とすことができたそうです。
実際に入れ墨を入れた場合でも、素人が彫った入れ墨だったので
多少熱くても灸をすえれば消すことができました。
これらは「心中立て」と呼ばれ、
遊女が客を逃がさないためのテクニックのひとつでした。
例え演技とわかっていても、
ここまでされたらつい信じてしまいますよね。

関連する記事:3件



トラックバック(0)

トラックバックURL: http://tuitui.jp/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/427