今夜のおかずにもう一品! よく見る野草の食べ方

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最近は野菜の値段が上がり、手軽に食べることも難しくなってきました。
小さな畑や家庭菜園を作って野菜を安く手に入れることもできますが、
手間と時間がかかってしまいます。
そんなとき注目したいのが野草!
家の庭や川辺などには、食べられる野草がたくさん生えているのです。
しかし中には似た形のものが多くて、間違えて毒草を食べてしまった、
なんてことにもなりかねません。
 
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そこで今回は、間違えることもないくらい有名な野草の、主な調理法についてご紹介します。
 
 

■タンポポ
土手や川辺、家の庭など、いろいろな場所に生えているタンポポですが、
実は薬草として利用されているのです。
特にセイヨウタンポポは、もともと食用として持ち込まれたものなのです。
セイヨウタンポポとニホンタンポポの見分け方は、
花が咲いたときに茎と花の境目にある部分が反り返っている方がセイヨウタンポポで、
反り返っていない方がニホンタンポポです。
 
 
・天ぷら
参考:野草&名所旧跡さま
九分咲きの花にさっと衣をつけて揚げるだけ。
夜になると花がしぼんでしまうので、昼の間に調理してしまいましょう。
 
 
・おひたし
参考:野草&名所旧跡さま
おひたしには葉を使います。少し苦みが強いので、ゆでた後は冷水につけて苦みを消しましょう。
 
 
・サラダ
参考:花いっぱい.comさん
春先の若葉をよく洗って、サラダの上に乗せます。ほんのりとした苦みがアクセントになり、
大人の味が楽しめます。
 

・きんぴら
参考:野草&名所旧跡さま
根を細く切って、ゆでてアクを抜いておきます。後は普通のきんぴらと同じく、
炒めて味を付ければ完成。ほんのりとした苦みがくせになる美味しさです。
 

・コーヒー
参考:花いっぱい.comさん
タンポポの根をよく洗って、小豆くらいの大きさに切ります。
それを天日干しにして、きれいなフライパンで炒ったら完成。
焦がさないように炒るのが少し難しいですが、そんなときは鉄製のゴマ煎り器を使うと便利です。
飲むときはカップに炒った根を入れて熱湯を注ぎ、少し待つだけです。
 

・お茶
参考:野草&名所旧跡さま
コーヒーを作ろうとしても、どうしても上手くいかないという場合は、
煎らずにお茶として使ってしまいましょう。
作り方はコーヒーと同じですが、天日干しが終わったら完成です。
普通のお茶と同じように飲みましょう。
 

・タンポポ酒
参考:Natsukiの部屋さん
タンポポの花をよく洗い、氷砂糖とお好みの酒をビンに入れて3カ月待ちます。
3カ月経ったら布巾でこして完成です。タンポポ料理をつまみに一杯、なんてのもおすすめです。
 


■ツクシ
ツクシを取るときは、まだ青みが残っているか、胞子が飛びきっていないものを選ぶようにしましょう。
茎についているハカマと呼ばれる茶色い部分は、固くてまずいので丁寧に取り除いて使います。
 

・ツクシ炒め
参考:花いっぱい.comさん
洗ったツクシを油でさっと炒め、味をつければ完成。手軽にできる、ほろ苦さが絶妙な一品です。
 

・ツクシの佃煮
参考:花いっぱい.comさん
油で軽く炒めたツクシを、ダシ、醤油、みりんで煮込みます。
自分で味の濃さを調節して、お好みの味に仕上げてください。
完成したものは冷凍保存も可能です。
 

・ツクシご飯
参考:godmotherの料理レシピ日記さん
ツクシの佃煮と煮汁を入れてご飯を炊くだけで、簡単にツクシご飯ができます。
それ以外にも、油揚げやにんじんなどの具も一緒に入れることで、いろいろな食感が楽しめます。
 

・スギナ茶
参考:Z-TOWNさん
ツクシが成長したものがスギナです。
このスギナを洗って天日干しするだけで、茶葉として利用することができるのです。
スギナ茶は健康にもよく、ガン予防効果や糖尿病予防、膀胱炎改善効果などがあります。
手軽な上に費用もかからないので、健康が気になる方はぜひ試してみてください。
 
 

■フキ
フキは花粉症予防に効果があるそうなので、春になったらぜひフキを食べましょう。
花粉症予防ができる上に季節の味が楽しめるなんて、お得な気分ですよね。
 

・煮物

参考:食材辞典さま
フキの葉柄をゆでて皮をむき、水につけてアク抜きをした後、煮物の材料として利用します。
いろいろな食材と組み合わせれば、飽きることなく食べられます。
 

・佃煮
参考:食材辞典さま
フキの葉は苦みが強くてあまり食べないのですが、ゆでた後水につけてアクを抜き、
みりん、ダシ、醤油で煮込んで佃煮にするとおいしく食べられます。
ごはんのお供におすすめです。
 

・味噌汁
参考:花いっぱい.comさん
フキの花であるフキノトウは、洗ったものをちぎって味噌汁に浮かべるだけで十分。
軽く火を通してもいいですが、煮込みすぎると味がよくないので、要注意です。
 

・天ぷら
参考:和子の暮らしエンジョイさん
普通の天ぷらの作り方と同じですが、天ぷらの粉を少なめにして、からっと揚げるのがポイントです。
油の温度が高すぎると花の部分が焦げてしまうので、少し低めの温度で揚げましょう。
 

・フキノトウ味噌
参考:白ごはん.comさん
みじん切りにして油と炒めたフキノトウの中に、味噌とみりんを混ぜ合わせたものを入れ、
火にかけます。お好みで砂糖を入れて味を調整すれば完成です。
味噌が味の決め手になるので、できるだけ美味しい味噌を用意しましょう。
 
 
 
 
 
【まとめ】
食べられる野草を知っていれば、夕飯にもう一品!
なんてときにもとっても便利で、しかも健康にもいいのです。
食べる以外にも、お茶として飲めるものが多いので、健康が気になる方はぜひ試してみてください。
 
 
<<衣川菊野>>






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