初恋の儚さを忠実に再現した「初恋通り」を歩く
誰でも一度は経験しているであろう、初恋。
見事に成就できた方もいれば、残念な結果に終わってしまった方もいることでしょう。
むしろ、そういう方のほうが多いと思われます。
そうですよね? 少なくとも僕はそうでしたけど。
今回は、そんなほろ苦い初恋を再現したかのような道を紹介します。
その名も「初恋通り」。
仙台駅の東口にあります
■初恋の始まり
初恋は、Bivi(商業施設の名前)と交番の間から始まる。
見事に成就できた方もいれば、残念な結果に終わってしまった方もいることでしょう。
むしろ、そういう方のほうが多いと思われます。
そうですよね? 少なくとも僕はそうでしたけど。
今回は、そんなほろ苦い初恋を再現したかのような道を紹介します。
その名も「初恋通り」。

仙台駅の東口にあります
■初恋の始まり
初恋は、Bivi(商業施設の名前)と交番の間から始まる。
道の脇には飲食店や美容院などが並ぶ。
「一緒にご飯を食べに行きたいな」「キレイになって振り向かせて見せる!」
という、よくありがちな思考を忠実に具現化。
「一緒にご飯を食べに行きたいな」「キレイになって振り向かせて見せる!」
という、よくありがちな思考を忠実に具現化。
突如左へと折れ曲がる道。
これはまさか、心が折れたということを表しているのか……?
これはまさか、心が折れたということを表しているのか……?
■初恋の終わり
心が折れた後になお歩き続けると……、

広場に到着。
この空間は、初恋が終わることによってできた、心の空白を表しているに違いない。
最初から最後までシナリオ設定が周到すぎる。
この空間は、初恋が終わることによってできた、心の空白を表しているに違いない。
最初から最後までシナリオ設定が周到すぎる。
■まとめ
始まりから終わりまで約130m。
初恋とは短く、そして儚いものであるということを距離からも示しています。
いまだかつて、ここまで初恋の儚さを再現できた道があったでしょうか?
ぜひ仙台駅の近く来た際には、青春の縮図ともいえるこの道を歩き、
若かりし頃の自分と向き合って欲しいと思います。
●初恋通りの真実
いろいろと妄想を垂れ流しましたが、初恋通りは初恋の儚さを再現した通りではなく、
文豪・島崎藤村に由来した通りです。
藤村は教師として仙台に赴任しており、そのとき下宿していた三浦屋で「若菜集」を書き上げました。
その「若菜集」を代表する詩の1つが「初恋」。
初恋通りは、そこから名前がついているのです。
ちなみに、三浦屋は今はもう無く、その跡地が塩釜神社、三吉神社になっています。
神社の参道でもある初恋通り。
かつて藤村もこの道を歩いていたかもしれませんね。
<<凱旋門 昇>>
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