間違って使うと、逆の意味になる日本語
ふだん何気なく使っている言葉でも、
実は使い方が間違っている場合があります。
しかもよりによってまったく逆の意味だったら、
実は使い方が間違っている場合があります。
しかもよりによってまったく逆の意味だったら、
とんでもない事態に発展する可能性も!
そうならないために、しっかりと意味を理解しておきましょう。

■ 「おざなり」と「なおざり」

どちらも「いい加減」という意味ですが、微妙な違いがあります。
簡単に説明すると、
簡単に説明すると、
おざなり=いい加減ではあるが、一応の対処はした
なおざり=なにもしない
どちらも決していい意味ではありませんが、
個人的には「なおざり」の方が開き直り感全開で好きです。
■ 役不足

「役が不足」なので、その人の力(能力)に比べ、役が不十分だという意味です。
つまり、「その仕事は私には役不足です」などと言ってしまうと、
「その仕事は、私の能力以下の仕事だから、
もっとレベルの高いことをやらせろ」
という、かなり上目線になってしまいます。
自分に自信のある方はどんどん間違えましょう。
■ ~のさわり

「さわり」とは一番の聞かせどころという意味です。
「話しのさわりだけをちょっと教えます」といった場合、
導入部分を話しがちですが、一番盛り上がるところを話すのが正解。
間違って使用してしまうと、
間違って使用してしまうと、
「この人の話しはつまらないから、聞く価値がない」
と解釈されてしまう恐れがあります!
■ 気が置けない

相手に向かって「注意が必要だから、
ちゃんと気配りをする」という意味で使いがちですが、
本当の意味は「遠慮する必要がなく、心から打ち解けられる」という意味。
間違って「あの人は口が軽いから、話していて気が置けない」と使ってしまうと、
「あの人は口が軽いから、話していてとっても楽だ」
となり、お互い最低の人間になってしまうので注意が必要。
■ 確信犯

悪いと思っていながら行う行為と捉えられがちですが
本来の意味は、
宗教や政治的信念に基づき正しいと信じ行われる行為という意味です。
飲み会で財布を忘れた人に、
「あいつは財布を忘れたらしいが、確信犯だね」と言ってしまうと
「あいつは何らかの政治的信念に基づき、わざと財布を忘れている」
という意味に捉えられます。
しっかりした意味で捉えると、すごく大事になるので注意!
■ 馬子にも衣装

馬子=孫と捉え、褒め言葉として使用されがちですが、
本当の意味は「そんなに魅力がない人でも、
外見を飾れば立派に見える」という意味。
子供に対し、「この服はとても似合っていて、馬子(孫)にも衣装だね」とうっかり言ってしまうと、
「衣装だけは立派だから、こんな子でもそれなりに見えるね」
という意味になり、悪気がなくてもすごく嫌味な人間になってしまいます。
【まとめ】
私はいくつか間違った覚え方をしているのがありました。
調べていると、まだまだ出てきます。
自信がないときは、しっかり調べてから使うことをおすすめします!
<<西 康三>>

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