粋な30代になるための日本酒入門

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星一徹が升のヘリに塩を盛って日本酒を飲んでいました。
その後も「塩で日本酒を飲む」という人をちょくちょく見かけたため、
「これは大人になったからには試してみよう!」
とほのかな憧れを抱くように。

そんな粋でいなせな日本酒の飲み方を調べてみました。
さっそく今日から、飲み会などで渋い大人を演出しましょう!
 
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まず、なぜそもそも日本酒に塩なのでしょうか。

枡で日本酒を飲む時に「塩」が置いてあったのですが、
どのように使うのですか?
料理屋さんなどの玄関先の盛り塩と同様、「縁起もの」の意味があります。
また、カクテルの「ソルティードッグ」などグラスの縁に塩を添えて飲むものと同じように、
もともと日本酒と塩は相性がよく、
昔は塩や味噌を嘗めながら日本酒を飲んでいた人もいるそうです。
 

なるほど。確かに塩と日本酒は最高に縁起が良さそうな組み合わせです。

さらに味的には
「塩が味覚をシャープにし、酒の本当の味が味わえる」
という意見が。
後味がクリアになるという話もあるので、
日本酒が甘く感じてきたら塩をなめると良いかもしれないですね。
また、アルコールで利尿が促進されることによる塩分不足で
塩がおいしく感じることもあるようです。


 
 

これはさっそくやってみなくては! となれば、やはり通は角打ちです!
角打ちとは
「角打ち」の語源は諸説あるが、酒屋で量り売りをしていた頃に、
量り売り用の枡で店頭の客に味見をさせたのが始まりで、
枡の角に口をあてることから派生し、
いつしかカウンターの角で酒を飲むという意味に転じたというのが主力である。

ということで、酒屋さんの一角を借りて飲むこと。
また、その習慣が始まった当初は、升の縁に塩を乗せて飲んでいたということです。


はじめての角打ちなら以下の手順をチェックしてみてください!
角打ち初体験の手順
 1.酒屋の前で、角打ちができる店かどうかを確かめる。
   (夕方、店内に灯りがついた頃が確認しやすい。
   カウンターがあって客が飲んでいればOK)
 2.飲んでいる客を見て、同じカウンターで飲めるかどうかを判断し、
   OKなら店に入る。
 3.カウンターの前に立ち、「日本酒をコップで」と言う。 
 4.出てきたコップ酒を飲みながら周りをじっくり観察する。
 5.つまみなどの注文の仕方は、他の客を見習う。
 6.あまり長居せずに勘定を済ませ、店を出る。
 
あまり長居せず、というのが粋ですね!

【まとめ】
「日本酒に塩」は思った通り非常に粋です。
星一徹並にカッコよく飲める大人になりたいなら、まずは形から入るべきですね!


ただしこちらの「高清水」様のサイトによると
「たんぱく質、糖質、脂肪が適当に混じり合った食べ物が
アルコールの吸収を最も遅らせる」
ということですので、すぐに酔っ払わないように色々なつまみも試してみると
よいかもしれません。
 

 <<佐藤ゲルニカ>>


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