国語辞書の単語解説がすごい
普段の仕事でふと思ったことを調べる時、私は辞書を良く引きます。
いつもは調べたらすぐに閉じてしまうのですが、たまたま目に入った単語の説明がおもしろかったので、
注意して見ていくと、なかなかトゲがあるものばかり。
その一部を紹介します。
おうせつ【応接】
やって来るものを迎えて、いちいち相手をすること
だとすると「応接室」は、「いちいち相手をする部屋」です。
うわき【浮気】
妻(夫)を愛するだけでは足りなくて、
他の異性とも一時的に愛欲関係を持つこと
生々しい感じがリアルで分かりやすい説明です。
だじゃれ【駄洒落】
少しも感心出来ない、つまらないしゃれ
完全に見下された感じがたまりません。
それでは、「しゃれ」はどういう説明になっているのか、
ドキドキしながら引いてみました。
しゃれ【洒落】
〔その場の思いつきとして〕類音の語に引っかけて、ちょっとした冗談や機知によってその場の雰囲気を和らげたり、盛り上げたりする言葉遊技。
例:潮干狩りに行ったがたいして収穫がなく、「行った甲斐〔=貝〕がなかったよ」と言うなど。
・・・なかなかウイットに富んでいます。たぶん。
サッと引いただけで、これでけの説明文が出てきました。
最後にもう一つ。
にんげん【人間】
〔他の人間と共になんらかのかかわりを持ちながら社会を構成し、なにほどかの寄与をすることが期待されるものとしての〕人
そんな大きな期待をされていたのかと、今までの人生を反省する内容でした・・・・・・。
<<西 康三>>

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