105円で買える強運ノウハウにひとこと言いたい
新年あけましておめでとうございます!
今年もTuiTuiは下らないことを真面目に検証したり、思わぬ驚きを発見したりと頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今年もTuiTuiは下らないことを真面目に検証したり、思わぬ驚きを発見したりと頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
強運が105円でつかめるのならと購入してみました。
本の内容は、強運をつかむためのノウハウを
「仕事運」「金運」「家庭運」「恋愛運」「気(健康)運」「社交運」
「こういう気持ちでいれば運をつかむことができる!」系の自己啓発的な文章がメインです。
しかし……
話が「恋愛運」になったころから雲行きがあやしくなってきました。
とにかく、
著者のモテ自慢がウザいのです。
大学院生の頃の彼女自慢。
たしかに素晴らしい女性だったんでしょうが
強運とはまったく関係がありません。
また、「彼女からの告白された」という部分は
とくに必要のない情報に思えますが、
おそらく著者がとても言いたかった部分なのでは
ないかと思いました。
ウィーンでモテた話。
ここでははっきりと「ウィーンで私がモテたのは」
と自ら書いています。
「みなさんのご想像におまかせしましょう」
が無性にイラっとしました。
思わせぶりやがって。
だいたい想像つくのでよいのですが、
想像してしまうとさらにイラっとします。
これは健康運の話の中なのですが、
そんな時も自らのモテ自慢は忘れない著者。
「昔からなぜか」という部分には
著者の強い自慢欲を感じます。
「俺の意思じゃないんだけどモテるんだよね」
とでも言いたいっぽい感じで不快。
また、指南というのが若干気になりました。
暗に「こんなにモテモテの俺がアドバイス
するから間違いないよ」とでもいいたげです。
極めつけです。
このあからさまなモテ自慢!
「いまではいい思い出」というのが
さらにイラっとさせられます。
バイトの女子大生に何を誘われたのでしょうか。
「話しかけられた=誘われた」
と、過大解釈している恐れがありますね。
正直、途中から何の本を読んでいるのかわからなくなってきました。
……で、強運は?
というページが多すぎます。
ちなみに、強運の話は恋愛運の章ではほとんど出てきません。
そして、恋愛に関してがものすごく顕著なのですが、ほかのページの中でも著者についての情報が満載すぎます。98ページしかない本なのに! 開運の本なのに!
【著者自分語り一例】
・趣味が写真撮影であり賞をとったこと
・子どもの頃からSFが好きだという話
・大学4年生時代の就活の話
・大学生のころは貧乏だったという話
・インターネット株取引の話
・海外旅行の話
・フリーで仕事をしているので安定収入がないという愚痴
・飼っている猫の話
・中学生の頃の交通事故の話
・モテ期の話(長い)
・大学院生の頃に交際していた女の子の話
・ヨーロッパぶらり旅と出会った女の子の話
・少林寺拳法を嗜んでいる話
・入院した話とそこで出会った女の子の話
なんという大ボリューム。「アナタのことはいいから!」と思っているうちに読み終わってしまいました。著者の自分語りを引いたら、半分くらいの薄さになってしまいそうな勢いです。
【まとめ】
読むのが辛いくらいの突っ込みどころ満載な本でしたが、ある意味次回作も見てみたいと思ってしまいました。次回はどんな自分語りを繰り広げてくれるのか……期待が高まりまね!
しかし、結論としてはこの本では強運はつかめないと思います。
「そううまく行くわけないよなぁぁぁ」
という勉強料としては105円は高くなかった。そう信じたいところです。
【余談】
水着なのも謎ですが、せめて女子は女子らしく書いて欲しいものです。
<<佐藤ゲルニカ>>
