マイケルの映画をマイケルファンが見に行きました

  • twitter.png

もうとっくに公開していましたが「マイケルの喪失を認めたくない……!」というような理由で今まで見に行けずにおりました。マイケルファン、20年超の佐藤です。


どうやら、レビューを読んだり見に行った人の話を聞いたりする限りでは評価は真っ二つの模様(佐藤調べ)。

【全くダメ派】
・ドキュメンタリー映像過ぎてファンじゃなきゃ面白くない
・あくまでリハーサル映像な訳で、これが100%のパフォーマンスだと思われそうで困る

【最高だった派】
・リハーサル映像であのクオリティー。神すぎる
・歌、演出、パフォーマンス、すべてがパーフェクト

 


結局どうなんだ!

やはりなんとしても自らの目で確かめなければ!
公開して既に数日が経過していましたが、自分に素直になって遂に見に行ってきました。



 


映画館のあるビルにたどり着くと、エスカレーター前にマイケル。

iriguchi.jpg


愛あふれるマイケルへのメッセージ。

massage2.jpgmassage.jpg



俄然盛り上がって参りました!!




【映画館の様子】
映画館にいる客層は、20代~30代くらいのマイケルファンとおぼしき男女。カップルも多くいました。もっとマイケル世代の40代位の方が多いのかと思っていましたが学生と見まごうくらいの若者も多かったです。
マイケルの偉業が後生にも認められているゆえんでしょう。


【映画の所感】

映画は3月から6月にかけてのリハーサル映像を収録しており、その他ダンサーのオーディションなどの様子も。
「マイケルと同じステージに立てるなんて!」「今が人生の頂点だ!」と、興奮するツアースタッフやバンドメンバーなどの姿には目頭が熱くなりました。


確かにリハーサル映像が中心なのですが、CG部分は別に完成していてステージ上での場当たりなどを行っていた曲は十分エンターテイメントとして楽しめるクオリティー(とはいえ、マイケルが100%でやっていたならもっとすばらしかったでしょうが)。ショートフィルムのようなものが何本かあるので、その部分だけでも楽しめます。


たたみかけるようなヒットナンバーの数々を映画館の爆音で聞きながら、在りし日のマイケルを楽しみました。

個人的にはステージの演出に並々ならぬ興味があるので、その部分でも興味深かったです。どれだけお金がかかっているのか。電気代はいったいいくらなのか。疑問は尽きません。

圧倒されまくり、途中からは口を開けて見ていたと思います。自分で確認できないのが口惜しい(あえて確認しなくても良いような気もしますが)。

 

 

【マイケルの曲だけは知っているけど……という人にお勧めの見方】

まずはマイケルの名曲やパフォーマンスに酔いしれるのはもちろんですが、マイケルの人間的な魅力や仕事に対する真摯な姿勢を見て欲しいと思います。
スキャンダル的な面から見たマイケルの姿が有名すぎて真実を見失いそうになりますが、中には「否定するのがめんどくさいから」みたいな理由で野放しにしていた噂も多くありました。
一人の人間のモデルケースとしてマイケルを見ると、あまりに純粋で優しい彼の姿に気付くと思います。

 

 



【マイケルの曲もよく知らない……という人にお勧めの見方】


何回も念押ししたいところですが、これはリハーサル映像ですので、マイケルの100%ではありません。ドキュメンタリーとして見ていただきたい!
マイケルのライブ映像などはDVDでも発売しているので、そちらを是非とも確認して欲しいところです。
この映画はマイケルというシンガーソングライターダンサーパフォーマー(と続けていったらもっと肩書き増えそうですが)の生き様というか偉業をざっくり確認していただき、興味を持っていただいたのならCDやDVDで今一度確認していただきたいと思います。

 

 

 

 【まとめ】
マイケルファンがマイケルの映画を見に行くということで、「まぁ好意的な意見が出るよね」と思われるかと思います。若干、暑苦しいほどの感想となってしまい、申し訳ありません。
いや、しかしそう思われてもかまわない!全人類が見るべき。
声を大にして言っておきたいと思います。

前人未踏の地平に挑戦し、本当に実現してしまったマイケル。
マイケルのメッセージをしっかりかみしめて、余生を送りたいと思います。

 

<<佐藤ゲルニカ>>