トライアウト合格選手 その後の成績を調べてみた
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本日、プロ野球選手としての生き残りをかけた2009年度トライアウト2回目が行われます。
毎年ドキュメンタリー番組も放映されており、
トライアウト参加者の合否についてはプロ野球関係者のみならず、
一般の方も関心を持っているのではないでしょうか?
さて、トライアウトを経て見事再契約を勝ち取った選手。
その後どれくらい活躍できているのでしょうか?
気になったので、今までの合格選手と、
その後の成績を調べてみました。
■2001年度トライアウト合格選手
吉田好太
移籍先:横浜ベイスターズ(2002)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
■2003年度トライアウト合格選手
宮地克彦
移籍先:ダイエーホークス(2004~2006)
トライアウト後の成績:266試合 .295 6本 62打点 2盗塁
小野剛
移籍先:西武ライオンズ(2004~2006)
トライアウト後の成績:12試合 0勝 0敗 0セーブ 防御率4.57
■2004年度トライアウト合格選手
代田建紀
移籍先(復帰):千葉ロッテマリーンズ(2005~2008)
トライアウト後の成績:87試合 .182 0本 3打点 11盗塁
吉井理人
移籍先(復帰):オリックス・バファローズ(2005~2007)
→ 千葉ロッテマリーンズ(2007)
トライアウト後の成績:48試合 14勝 23敗 0セーブ 防御率4.73
三澤興一
移籍先:ヤクルトスワローズ(2005~2006)
→ 中日ドラゴンズ(2007)
トライアウト後の成績:2試合 0勝 0敗 0セーブ 防御率27.00
※2006年度のトライアウトも合格
野村克則
移籍先:東北楽天ゴールデンイーグルス(2005~2006)
トライアウト後の成績:62試合 .122 0本 5打点 1盗塁
福井敬治
移籍先:広島東洋カープ(2005~2006)
トライアウト後の成績:100試合 .254 1本 7打点 0盗塁
井出竜也
移籍先:福岡ソフトバンクホークス(2005~2006)
トライアウト後の成績:63試合 .182 1本 4打点 1盗塁
宇野雅美
移籍先:東京ヤクルトスワローズ(2005~2007)
トライアウト後の成績:6試合 0勝 0敗 0セーブ 防御率3.60
酒井忠晴
移籍先:東北楽天ゴールデンイーグルス(2005~2006)
トライアウト後の成績:112試合 .250 4本 31打点 2盗塁
林孝哉
移籍先:千葉ロッテマリーンズ(2005~2006)
トライアウト後の成績:4試合 .000 0本 0打点 0盗塁
河本育之
移籍先:東北楽天ゴールデンイーグルス(2005~2007)
トライアウト後の成績:61試合 2勝 2敗 0セーブ 防御率5.93
富岡久貴
移籍先:西武ライオンズ(2005)
→ 東北楽天ゴールデンイーグルス(2006~2007)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
■2005年度トライアウト合格選手
瑞季
移籍先:千葉ロッテマリーンズ(2006)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
鳥谷部健一
移籍先:中日ドラゴンズ(2006)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
芝草宇宙
移籍先:福岡ソフトバンクホークス(2006)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
上田佳範
移籍先:中日ドラゴンズ(2006~2008)
トライアウト後の成績:83試合 .220 0本 9打点 0盗塁
小倉恒
移籍先(復帰):東北楽天ゴールデンイーグルス(2006~2008)
トライアウト後の成績:100試合 8勝 8敗 4セーブ 防御率3.80
小島昌也
移籍先:オリックス・バファローズ(2006)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
佐久本昌広
移籍先:横浜ベイスターズ(2006~2007)
トライアウト後の成績:21試合 0勝 1敗 0セーブ 防御率3.86
田上秀則
移籍先:福岡ソフトバンクホークス(2006~ )
トライアウト後の成績:343試合 .261 42本 150打点 0盗塁
仲澤忠厚
移籍先:福岡ソフトバンクホークス(2006~ )
トライアウト後の成績:109試合 .208 2本 19打点 0盗塁
石橋尚至
移籍先:阪神タイガース(2006)
→ 西武ライオンズ(2007)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
岩下修一
移籍先:北海道日本ハムファイターズ(2006)
トライアウト後の成績:3試合 0勝 0敗 0セーブ 防御率0.00
■2006年度のトライアウト合格選手
横山道哉
移籍先:横浜ベイスターズ(2007~2009)
トライアウト後の成績:101試合 3勝 5敗 0セーブ 防御率3.38
吉崎勝
移籍先:東北楽天ゴールデンイーグルス(2007~2009)
トライアウト後の成績:19試合 0勝 0敗 0セーブ 防御率7.05
坪井智哉
移籍先(復帰):北海道日本ハムファイターズ(2007~ )
トライアウト後の成績:210試合 .271 0本 39打点 6盗塁
高波文一
移籍先:東北楽天ゴールデンイーグルス(2007~2008)
→ オリックス・バファローズ(2009)
トライアウト後の成績:101試合 .179 0本 4打点 10盗塁
吉田修司
移籍先:オリックス・バファローズ(2007)
トライアウト後の成績:36試合 2勝 0敗 1セーブ 防御率2.61
定岡卓摩
移籍先:千葉ロッテマリーンズ(2007~ )
トライアウト後の成績:1軍出場なし
遠藤政隆
移籍先:東京ヤクルトスワローズ(2007~2008年)
トライアウト後の成績:38試合 2勝 5敗 2セーブ 防御率4.09
高橋光信
移籍先:阪神タイガース(2007~ )
トライアウト後の成績:151試合 .284 5本 29打点 0盗塁
石橋尚到
移籍先:西武ライオンズ(2007)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
川岸強
移籍先:東北楽天ゴールデンイーグルス(2007~ )
トライアウト後の成績:82試合 8勝 7敗 5セーブ 防御率3.42
内田和也
移籍先:西武ライオンズ(2007)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
大須賀允
移籍先:広島東洋カープ(2007~2008)
トライアウト後の成績:16試合 .150 0本 1打点 0盗塁
■2007年度トライアウト合格選手
斉藤宜之
移籍先:東京ヤクルトスワローズ(2008~2009)
トライアウト後の成績:25試合 .231 0本 2打点 0盗塁
萩原淳
移籍先:東京ヤクルトスワローズ(2008~ )
トライアウト後の成績:59試合 2勝 1敗 0セーブ 防御率5.17
斉藤秀光
移籍先:横浜ベイスターズ(2008~2009)
トライアウト後の成績:7試合 .000 0本 0打点 0盗塁
小関竜也
移籍先:横浜ベイスターズ(2008)
トライアウト後の成績:49試合 .215 1本 3打点 0盗塁
谷中真二
移籍先:埼玉西武ライオンズ(2008~ )
トライアウト後の成績:13試合 0勝 0敗 0セーブ 防御率5.29
木村一喜
移籍先:東北楽天ゴールデンイーグルス(2008年)
トライアウト後の成績:9試合 .000 0本 0打点 0盗塁
吉川元浩
移籍先:福岡ソフトバンクホークス(2008~ )
トライアウト後の成績:28試合 .295 2本 3打点 0盗塁
石川賢
移籍先:東北楽天ゴールデンイーグルス(2008~ )
トライアウト後の成績:1軍出場なし
田村領平
移籍先:千葉ロッテマリーンズ(2008~ )
トライアウト後の成績:1軍出場なし
川口容資
移籍先:読売ジャイアンツ(2008)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
三浦貴
移籍先:埼玉西武ライオンズ(2008~2009)
トライアウト後の成績:30試合 .179 0本 2打点 0盗塁
■2008年度トライアウト合格者
加藤康介
移籍先:横浜ベイスターズ(2009~ )
トライアウト後の成績:31試合 1勝 0敗 0セーブ 防御率3.68
小山桂司
移籍先:中日ドラゴンズ(2009~ )
トライアウト後の成績:59試合 .156 1本 10打点 0盗塁
吉本亮
移籍先:東京ヤクルトスワローズ(2009~ )
トライアウト後の成績:32試合 .360 1本 6打点 0盗塁
森岡良介
移籍先:東京ヤクルトスワローズ(2009~ )
トライアウト後の成績:35試合 .209 1本 2打点 0盗塁
歌藤達夫
移籍先:読売ジャイアンツ(2009)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
上原厚治郎
移籍先:埼玉西武ライオンズ(2009~ )
トライアウト後の成績:1軍出場なし
ユウキ
移籍先:東京ヤクルトスワローズ(2009~ )
トライアウト後の成績:19試合 5勝 6敗 0セーブ 防御率3.40
中村泰広
移籍先:阪神タイガース(2009)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
木興拓哉
移籍先:阪神タイガース(2009)
トライアウト後の成績:1軍出場なし
大西正樹
移籍先(復帰):福岡ソフトバンクホークス(2009~ )
トライアウト後の成績:1軍出場なし
【調べて分かる、実力社会の厳しさ】
これまで、のべ59人が合格。
しかし、移籍先でブレイクした選手はほんのわずかで、
合格者のうち約3分の1の選手が翌年に引退しています。
厳しい世界ですね。
【おまけ:球団別のトライアウト参加者獲得人数を調査】
巨人 2人
中日 4人
ヤクルト 8人
阪神 4人
広島 2人
横浜 6人
日ハム 2人
楽天 10人
ソフトバンク 7人
西武 6人
ロッテ 5人
オリックス 3人
楽天の10人が最多。
設立当初の選手不足をカバーするために集めた結果でしょうか。
育成選手制度が誕生してからは、
トライアウト参加者を育成選手として契約する球団も増えてきています。
球団の負担が少ないため、これからも増えそうですね。
採用の可能性が増えるといった意味で、選手側にとってもいいことだと思います。
はたして、今年はどれくらいの人数が再契約を勝ち取るのでしょうか?
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