業界用語を勝手に解釈してスッキリしよう 第1回「オフショア」
経済用語に萌えています。
テレビドラマの影響なのですが、難しい言葉をジャパニーズビジネスマンがビシっと交わす姿には本気でうっとりします。魔法の言葉のように見える......! 世界がすべて手に入りそう......!! 特にハマっていたころは関係ない日常生活で「バイアウトだ!」などと得意げに言ってはキャッキャしていました。 中二病すぎる。
そのような邪目線で経済用語集を見ていたのですが、知るにつれドラマに出てこない単語がどんどん出てきて萌えダムが枯渇して参りました。我が萌えダムを再度満杯にするために、業界用語を勝手に解釈してみることになったわけです。
「オフショア」
オフショアといえば河村隆一の歌しか思い出しません。それでなくとも優雅な休暇とかバカンスとかそういうイメージしかないのですが。しかし経済用語でこの語感は呑気さが逆に恐ろしいです。もしかしたら、金融の波なども意味しているのではないのでしょうか。そう思うと難破の危険性と隣り合わせの単語のようにも思えます。
この解釈をあわせると、「ゆるやかな沖合いで油断している状態」ということではないかと思われます。ものすごい勢いでバッドエンドが迫っているのを感じますね......。なんという緊張感。
そしてこういう言葉はきっと油の乗ったおっさんから出そうな言葉です。なんといっても「油断」を感じさせる単語ですから。油を断つと書いて油断。「王が家臣に油を入れた鉢を持たせ、油を一滴でもこぼせば命を断ずると命令」という由来から油断という言葉が出たらしいのですが、おっさんが油をうっかりこぼしている様がまさに浮かびそうではないですか!
まとめると、「オフショア」から発想される単語は以下のようになります。
「河村隆一」「バカンス」「緊張感」「油断」
そしてこんな用例なのではないかと推測します。
おまえはテスト前にオフショアしてしまうからだめなんだ!
「父さん!僕オフショアしていません!」と反抗するのもまた人生だろう。
.....それにしても、ものすごく河村隆一の声で脳内再生されるわけですが。
【本来の意味】
オフショア(Offshore)とは、沖合いという意味だが、金融用語において外国投資家や外国企業の資金の管理などを行う金融市場を指す。租税回避地、タックスヘイブンなどとも呼ばれる。
オフショアの定義はあいまいだが、税金が安かったり、金融規制がゆるやか、政治的に安定している(政治的リスクが少ない)という条件が満たされるものをオフショアとされる。なお、こうしたオフショアで組成された、投資家が居住する国の税制度が適用されないファンドをオフショアファンドと呼ぶ。
金融・経済用語集より
......あれ......
ぜんぜん河村隆一関係ないじゃん!!
<<佐藤ゲルニカ>>

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