IT用語から妄想する 第2回 ~低級言語~
まさかの2回目です。
前回はこんな感じでした → IT用語から妄想する ~スパニングツリー~
今回取り上げるIT用語は低級言語です。
IT用語には珍しく、カタカナもアルファベットも入っていません。
イメージが沸きやすくていいですね。
それでは学習(妄想)してみましょう!
【低級言語(?)】
低級・・・等級が低いこと。価値・品位などが劣っていること。
また、そのさま。
低級、こうしてみると嫌な重みがあります。
今回取り上げる「低級言語」は、まさに読んだままなのではないでしょうか?
「バ○」、「ア○」などのように相手をおとしめる言葉から、
「う○ち」といった、幼稚園児や小学生がキャッキャッと笑い出すような言葉のことを言うのでしょう。
下ネタはまさに「低級言語」。
上司の下ネタにお困りのオフィスレディの方は、こう言ってみましょう。
「○○課長! 低級言語はやめてください!!」
きっと上司は普段聞き慣れない言葉を耳にして、慌てふためくことでしょう。
理解した後に、「低級」という言葉の重さに尻込みをして、
下ネタを言わないようになるかもしれませんよ。
......。
さて、わざわざ「低級」ということですから、その逆の「高級言語」なるものもあるはずです。
「高級言語」
――それは、ブルジョアジーやセレブリティによって使われるような、
知性と華やかさを持ち併せたお上品な言葉たち。
例えば、「お味噌汁」、「お花」、「お爺さま」などでしょうか......。
ブルジョアでもセレブでもない自分には、全く検討がつかないのが悲しいところです。
それでは、「低級言語」について勘違いした上で、本当の意味を調べてみましょう。
【低級言語の本当の意味】
「低級言語」
コンピュータが直接実行・理解できる機械語や、それに近い言語の総称。
プログラミング言語にはいろいろあって、
コンピュータが理解しやすいほど「低級」、人間が理解しやすいほど「高級」とされている、とのことです。
「低級言語」は、コンピュータを直接制御できるため、
さまざまな高級言語が普及している現在でも、開発環境でよく利用されているそうです。
「低級」だから劣っているということではないんですね。
というか、「高級言語」って本当にあったんですね。
ということで、下ネタを連発する上司に、
「低級言語はやめてください!」というのは逆に危険みたいです。
わかりやすく説明されても困りますしね......。

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