古本プロファイリング! 前所有者を推測する

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古本屋で購入した「マンション・アパートの家相」を読み始めたら、
ところどころに線や円が描かれている。
「もっと確認してから買えばよかった......」と思った
 
 
よく考えると、わざわざ線を引くということは、
その部分が、前所有者にとって重要な情報であったことを示しているはず!
これを基にプロファイリングしていけば、前所有者がどのような人物であったか割り出せるかもしれない......。
 
思い立ったが吉日生活。
さあ、分析開始だ!
 
虫眼鏡  
 
 
先ほど名前を出したように、
今回プロファイリングに使う本は「マンション・アパートの家相」。
 
マンション・アパートの家相
こんな本。
 
 
 
名前の通り、マンションやアパートの家相や風水について書かれた本である。
占いや風水に興味を示すということは、
先行きが気になるか、何か不安を持っているということではないだろうか?
 
前所有者は、マンションでの生活がうまくいっていない人か、
これからマンションに住もうと考えている人であることが分かる。
 
なぜ自分(筆者)がこんな本を買ったかについては、あまり考えないで欲しい。
 
 
 
それでは前所有者がチェックしていた箇所を挙げていこう。
※文章は、内容が分かる程度に変えています。
 
 
 
 
1.北は神聖な場所。南も地位や名誉にかかわる神聖な方位。よって、北と南の方角を汚してはいけません。
 
ここからはあまり読み取れない。
おそらく、基本的なこととして覚えておこうと思ったのでは?
 
 
 
2.宅心は重要。宅心が家の吉凶を判断する。
 
北、南の重要性と同じように、宅心の重要性について覚えておこうと思ったのだろう。
 
 
 
3.重要ポイントは宅心、トイレ、浴室、キッチン、玄関
 
宅心、トイレ、浴室、キッチンに「OK」と記入してある。
一方で、玄関には「?」が。
何か問題があるのだろうか?
ここまでチェックできているということは、
すでにマンションに住んでいると考えていいはず。
 
 
 
4.東向きの部屋は大吉。子ども部屋にすると、子どもは元気で自立心を持って育つ。(太線)
 
今までより太い線だ。
子どもに関する部分に太線が引かれている。子どもがいるということか。
 
 
 
5.西北に夫婦の寝室を置くと、夫が家族思いのやさしい父親に。(二重線)
 
お、二重線。
子どもの部分に線が入っていることからも想像できるが、
前所有者は結婚しており、夫(妻)と子どもで住んでいるようだ。
 
 
 
6.北向きの部屋は子どもの勉強部屋に最適。(二重太線)
 
今度は二重太線! ノリノリだな、前所有者!!
ひときわ太い気合いの入った線が引かれている。
お受験でもさせるつもりだろうか?
 
 
 
7.不完全や不正、不足を意味する。(二重太線)
 
住まいにはプラスになる「張り」、マイナスになる「欠け」があるという内容のページである。
これまた気合いの入った線が引かれている。
何か不完全や不正について心当たりがあるのだろう。
 
 
 
8.西北が欠けていると家業は没落(★マーク)
 
小見出しを★マークでチェックしている。
新たなパターンを編み出したようだ。
内容は、夫の社会的な立場が弱くなり、トラブルに見舞われるといったもの。
ページ内の図表説明文にも線が引いてあることから、西北が欠けている間取りなのかもしれない。
 
 
 
9.宅心を大切にすることは、主人を大切にすること。よい宅心はよい夫、父親を生み出す。
 
夫に関する部分について線を引いていることが多い。
前所有者が男性であれば、向上心が高い人物といえるだろう。
女性であれば、夫にもっと頑張って欲しいと思っているのかもしれない。
 
 
 
10.宅心がキッチンに位置する場合
 
宅心がキッチンにあると、夫の立場が弱くなり、妻の尻に敷かれるらしい。
また、夫に関するところに線を引いている。
よっぽど向上心が強いか、フラストレーションが溜まっているかのどちらかだろう。
 
 
 
11.西北に押し入れや納屋があると、蓄財運が上昇
 
ゆとりがある暮らしをしたいその気持ち......、わかります
 
 
 
12.1月1日から2月3日に生まれた人は前年の星が本命星になります。
 
前所有者は1月1日から2月3日の間に生まれていることが分かる。
そうでなければ、ここに線は引かないはず。
 
 
 
13.南西の部屋には、厚地のカーテンが必要
 
線が引いてある「南西の部屋には~」の文は特に気にしなくていいと思う。
重要なのは、この線を引いた文が「夫婦げんかが絶えない人」という項目の中にあるということだ。
夫婦仲がうまくいっていないことが想定される。
 
 
 
14.夫や妻の浮気に悩む人(横線
 
章の始め1ページにわたって横線が1本引かれている。
しかもまっすぐでなく、こんな線だ。
 
なぞの線
 
 
この線は何を意味しているのか?
知っているのは書いた本人のみ
 
 
 
7番目で不完全・不正に二重太線が引かれていたことを考えると、
もしかしたら浮気があったのかもしれない。
また、章内の「西北に玄関がある場合」というところにもタテ線が引かれている。
ふと3番目を思い出す。そういえば、玄関だけに「?」がチェックされていた。
唯一の不安点だった玄関が問題を起こしているのか?
玄関......、なんて恐ろしい子!!
 
 
 
15.六白金星、七赤金星
 
夫婦の星をチェックしているのだろう。
星の説明ページ内に、数カ所に線が引いてある。
ちなみに六白金星のほうが、健康面などについて線を引いている箇所が多い。
自分に該当するからチェックしているのか?
それとも、相手に該当するからチェックしているのか?
結婚している人に聞いたところ、「線を引くなら相手より自分に関係あるところかな」という回答を得た。
なるほど、そうすると六白金星は妻、七赤金星は夫ということか。
 
 
 
16.六白金星(昭和42年)、七赤金星(昭和41年)
 
本命星早見表内でチェックされていた。
どうやら現在41歳と42歳の夫婦であるらしいことが分かる。
 
 
調査終了
 
 
今回のプロファイリングから前所有者は、
 
・1967年(昭和42年)1月1日~2月3日に生まれており、現在41歳の女性。
・年が一つ上の夫、子どもと一緒に、マンションで暮らしている。
・子どもの教育に熱心。
・夫婦仲に問題を抱えている。原因は浮気?
 
であることが分かった。
 
 
では、最後はイメージ図を掲載してお別れです。
さよなら、さよなら
 
 
 
 
 
イメージ図
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
みち子?
 
 
夫から香水のにおい――

  「あの人、香水なんかつけないのに......」

夫の浮気を疑う、みち子32歳(※)。

 
※本購入時の年を適当に推測しています。
 
 
 
 





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