勝手に3大ダメジュース
まずいジュースというものがこの世で市販されている。信じられないことだが。
市販されていると言うことは「これで行こう!」と言い出した奴がいて、さらに「これを売りだそう!」と心を一つにした飲料会社の開発スタッフがいるということである。
しかし、ダメジュースにはそんなプロセスがあったとは信じがたい。「誰かが酔っぱらった勢いで提案しちゃったんじゃないの?」「みんな疲れてて『これでいっか』みたいにやっつけ仕事しちゃったんじゃないの?」とすら思ってしまう。
そんなダメジュースをここで断罪したい。
これが3大ダメジュースだ!!
3.枝豆ジュース
最近、冒険をしていない自分にとってこれは事件だった。ちょうど自分的に大きい病気をしたときで、大学病院に行った帰りにしょんぼりしながらコンビニで買った。なんとなく健康そうな飲み物に見えたからだ。しかし、マズかった。あまりにマズかった。マズすぎてハイになってしまいヘラヘラしてしまった。しかも、どうやら夏限定らしい。あたりまえだ。というか夏の期間中も売るなよと言いたい。
味は枝豆そのままだが、水でのばしているのかポタージュ風にしているのかよくわからないが、枝豆の青臭さと微妙な粒感がただただキツかった。これは消費者はもっと怒って良いと思う。五感が生きているのを感じた、そんなドリンクだった。
2.スイカジュース
中学生の頃、友達がこれを飲んでリアルに吹き出したことがあった。その行為に爆笑してしまったのだが、後から興味がわいてふと購入しに行ってしまったが、数日前の友人の行動がその場で再現されることになろうとは......! 中学生のなけなしの小遣いから購入するにはあまりに冒険すぎた。しばらくスイカ自体が悪魔に見えるように。トラウマが増えた瞬間である。
味はスイカというよりキュウリ。液体サラダといったらいいだろうか。とにかく青臭い。スイカのジューシーな味わいを予想して飲んだため、ひどい目にあった。二度と見たくない。
1.八つ橋ジュース
人生で一番のダメジュース。修学旅行で京都に訪れた際に購入し、その生シナモン液にこみあげるものがあった(旅情的にではなく動物的な反応として)。「ゲロマズ!」と思ってバスの中でみんなに回して飲ませたところ、一クラスがまるまるバス酔いするという結果に。さながら私はテロリストだったと思う。みんなごめんね。
今でも売っているのだろうかと思って検索してみたのだが、探すことはできなかった。修学旅行生へのトラップが、時代とともに消えたのかと思うと感慨深い(が、復活しなくていい)。
【まとめ】
こうしてまとめてみると「青臭い」ものはダメジュースになりやすいのではないだろうか。「ジュースにしてみたらどうだろうか」といういらぬアイディアを出した飲料メーカー社員の浅知恵が本気で憎い。いや、それよりその場の好奇心や一時の注目されたさで買ってしまった自分が憎い。
なお、こういった「まずいジュース」は好事家の方により調査が進んでいるので、今後もダメジュースには注目していきたいところだ。試さないけど。
<<佐藤ゲルニカ>>

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