迷惑! 季節外れの年賀状を送りつける

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先日、家で2009年の年賀状を発見。
普通はがきに変えるのも面倒だし、そのまま使いたい。
よし、日頃お世話になっている社員に年賀状を送ってみよう。
 
しかも、普通のではないやつを......。
 
 
犠牲者を選択
 
運命のあみだくじ
プライバシー保護のため役職で
 
 
あまりにもローテクな作業。
あみだくじを作成後に、適当に5つ選択。
無駄に時間がかかった割に、あまり大きく移動しないあたりが悲しい。
もっと線を引くべきだったか。
 
 
送り先も決まったし
 
 
年賀状作り開始!
 
 
 
 
 
1.脅迫状風年賀状
 
新聞紙の文字を切り抜き、脅迫状のような年賀状を作成。
 
 
新聞をカッターで切り抜く
 
 
 
切抜きを貼り付け、脅迫状風に
 
非常に地味な作業で、思っていた以上に時間がかかった。
三億円事件の犯人も、こうやって地味に脅迫状を作っていたのだろうか?
 
 
 
完成品
 
脅迫年賀状の完成
 
嫌な雰囲気は出しているものの、文章は普通。
この時期に書く文ではないが......。
 
 
 
 
 
 
 
 
2.ビジュアル系年賀状
 
最近デザイナーCさんが、社長から「黒い服多いね」と言われていたことと、
話したときにビジュアルバンドが好きだと聞いたので、それを取り入れた年賀状を作成。
 
 
ビジュアルバンドが歌いそうな単語を調べ、文章を作成。
全体を黒にすると、途端に危ない雰囲気を醸し出し始めた。
黒魔術とか、そんな言葉が脳裏によぎる。
 
 
完成品
 
漆黒の年賀状
 
黒い年賀状
 
ちなみに、書いた文はコチラ ↓
 
あけましておめでとう......!

今年は丑年......
悪魔に捧げられた 牛達の断末魔が聞こえる......

抗えない神の悪戯
世界は終末に向かって 時を刻み始める
血に染まった荒野 あるはずのない希望を求め 僕は歩き続けた
傷つき 彷徨う その姿 翼を失った堕天使が 嘲り笑う
漆黒の闇 愛を失った大地に 降り立った死神
最後の審判が下されたとき 運命の意味を知った
薄れ行く意識の中 僕はあいつに語りかける

「TuiTuiよろしく!」
 
 
書いているときは、比較的集中しているので気付かないが、
冷静になってみるとこれは痛い
入り方なんて、ビジュアル系っていうより、デスメタルとかそっち系じゃなかろうか。
 
 
 
 
 
 
3.往復年賀状
 
はがきについて調べていたら、往復はがきは自作できるらしいことを知った。
年賀状を並べてくっつけることで、往復年賀状として使えるのでは?
 
一応不安だったので、郵便事業(株)に電話して聞いてみる。
 
自分:
2つの年賀状をテープでくっつけて、往復はがきにしたいのですが可能ですか?
 
社員の方:
えーと......、ちょっと確認しますのでお待ちください......。
 
        (数十秒後)
 
一応可能ではあるということですが、機械を通すときにテープがはがれる可能性があるので、出す前に確認してもらってください。
 
 
一応可能なようだ。
 
 
往復年賀状を作ってみる
 
製作開始。そんなに時間はかからない。
 
 
 
 
完成品
 
自立する往復年賀状
 
立った、写真が立った!
 
......。
 
あとは送るだけだ。
 
 
 
 
 
 
4.履歴書年賀状
 
何かアイデアがないか探していたら、机の棚に履歴書を発見。
活用してみる。
 
履歴書年賀状を作成
 
やる気のない履歴書
 
履歴書年賀状の裏面
 
間違いなく不採用になる
 
 
ここまで力を抜いて履歴書を書くことはなかったので、ある意味新鮮だった。
 
 
履歴書在中封筒
 
そのまま出すのは難しそうだったので、封筒に入れることに。
 
 
 
 
 
 
5.新しい干支の年賀状
 
年賀状といえば干支。
新しい干支はないだろうか......、「どし」がつく何かが......。
 
 
 
 
 
 
 
「ふんどし」!!
 
 
 
 
 
 
ということで、ふんどしを買いに行ったものの全然売ってない。
イトーヨーカド-、西友、ワークマン、果ては何を勘違いしたか西松屋にまで行ったが、
どこにいっても「ふんどしは置いてません」と言われた。
 
ふんどしは絶滅したのか?
 
翌日、最終手段として三越に行くことを決意。
念のため行く前に電話すると、
 
自分:
ふんどしって扱っていますか?
 
社員の方:
はい、「クラシックパンツ」のことでございますね?
取り扱っております。
 
自分:
(!? クラシックパンツ?)
そうですか、今から伺います。
 
 
現代日本において、ふんどしは「クラシックパンツ」なる呼び方をされているらしい。
危うく時代に取り残されるところだった。
 
 
ということで、街がジャズフェスティバルで盛り上がっている中、クラシックパンツを買いに行った。
 
 
ジャズフェスティバル
 
ジャズを演奏するナイスミドル
(プライバシー保護のために目線を入れています)
 
 
三越到着後、さっきの電話で、
「普段店頭には置いていないので、購入するときに店員に声をかけてください」
といわれていたことを思い出す。
 
そこで、紳士肌着売り場の店員の方に、颯爽と「クラシックパンツありますか?」と聞いてみた。
 
内心、
 
クラシックパンツなんて本当にあるのか?
 
「お客様、失礼ですが何のことを言っているのかわかりません」
 
とか言われたらどうしようなどと思っていたが、
あっさり、「クラシックパンツですね。お待ちください」と言われた。
なんか、すごくホッとした。
 
支払い時に、「クラシックパンツ購入する人って結構いますか?」的なことを聞いたところ、
「いらっしゃいますよ。まとめ買いでご購入されるお客様もいらっしゃいます」とのこと。
なるほど、まだまだ、ふんどし・・・否、クラシックパンツは健在なようだ。
 
 
 
 
 
 
さあ、これがクラシックパンツだ!!
 
 
クラシックパンツ(ふんどし)
 
ふんどし年賀状を作る
 
 
 
これからクラシックパンツに字を書く、全体の労力を考えると少しもったいない気分も。
 
 
 
 
完成品
 
ふんどし年賀状の完成
 
間違いは許されないため緊張したが、ミスなく終えた。
結局、ふんどしと書いている。
 
 
 
 
 
 
いよいよ送る
 
24時間開いている郵便局を教えてもらったので、月曜の夜11時頃に出しに行った。
問題の往復年賀状を確認してもらうときがきた......。
 
自分:
すみません、一応電話で確認は取ってきたんですが、これって送れますか?

局員の方:

え? あー、どうでしょうね......。ちょっと確認してきます。

        (数分後)
 
すみません、ちょっとダメみたいですね。



ダメだった。
 
 

結局封筒に入れて送ることにしました。

往復郵便の意味がない。
 
同時にクラシックパンツもそのままでは送れないので、エクスパックで送ることに。
もはや年賀状ではない。
年賀エクスパックもしくは年賀クラシックパンツとでもいうべきだろうか。
 
 
ちなみにクラシックパンツ840円、エクスパック500円。
これだけで1340円かかっている。もちろん自費......。
 
 
局員の方が妙に丁寧に接してくれたことが印象的だった。
普段から親切な方なのかもしれないが、
単に、「こいつやべー。トラブルになる前に、はやく帰ってもらわないと」と思われていた可能性も十分にある。
 
 
 
結果
 
それぞれの年賀状の反応です。
 
 
1.脅迫状風年賀状
 
システムさん:
家に帰ったら、テーブルの上にぽつんと置かれており、なんだこれ? と思った.
読みづらいので、立て読みでもするのか? と思った、とのこと。
 
家族の方が就寝していたため、家族の方の反応はわからなかったとのことだが、
頭の悪いやつがいるな、と思われたことは間違いない。
 
 
2.ビジュアル系年賀状
 
デザイナーCさん:
最初に見た親御さんが驚き、新手の詐欺じゃないの!? といわれたので、
「あー、社員の人だよ」と言っておきました、とのこと。
 
親御さんはそれでちゃんと納得してくれたのだろうか?
会社自体のイメージも悪くなっているような気がする。
 
 
5.新しい干支の年賀状
 
ライターAさん:
家に帰ったら不在届けが届いていたので、
面倒くさいが、早めに帰宅し取りに行った。
あけてみたが、しばらく意味がわからなかった、無駄な時間を使わせるなよ、とのこと。
 
労力と1340円の出費があまり報われない感じ......。
もっとも、こちらが迷惑をかけていることのほうが問題だが。
 
 
3. 4.履歴書年賀状、往復年賀状
 
反応なし。
ある意味一番怖いパターンである。
 
気付いていないか、見なかったことにされたかのどちらかだろう。
「あの人、普段から何かおかしいけど、ここまで真剣におかしいとは思わなかった」
とか思われてる可能性も。
今後、会社で働いていく上で火種を残してしまったかもしれない。
 
 
 
 
終わってみて
 
それはすべての年賀状に共通して、
作っているときや動いているときはいいのですが、
時間がたって冷静になってみるといろいろと酷いなと思うことがたくさんありました。
 
 
今回、迷惑をかけた皆さんすいませんでした。
届いたものは、煮るなり焼くなり切り刻んで捨てるなり、お好きなようにしてください。
住所と名前を悪用するのは勘弁してくださいね。
 
 





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